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コルン KORN

 

コルンはドイツの蒸留酒(シュナップス)の一種で、無色透明、癖のない味わいが特徴である。原料は、麦類などの穀物。ドイツ語では穀物のことをコルン(Korn)と呼ぶが、そのコルンを蒸留するところから酒にコルンブラントヴァイン(Kornbranntwein、穀物で作ったブランデーの意)という名が付き、略してコルンとも言われるようになったものである。

EU(旧EC)の規制によれば。「コルンとは、小麦、大麦、オーツ麦、ライ麦、ソバだけを発酵・蒸留した酒か、または、小麦、大麦、オーツ麦、ライ麦、ソバだけを原料としたグレーン・スピリッツからつくられた酒であっていっさい香味付けをしないもの」となっている。

ドイツでは、EU(旧EC)の加盟国であるから、コルンはこの規制に従って作っている。その上、ドイツの国内法は、コルンのアルコール度数を規制し、通常のコルンは度数32度以上、ドッペルコルン(Doppelkorn、またはコルンブラント Korn-Brannt)は度数38度以上と決めている。ドッペルとは英語のダブルにあたる言葉だが、この酒の場合は決して通常のコルンの2倍の度数を意味してはおらず、”通常のものより強い”という意味あいしか持っていない。

現在、ドイツにはこのコルン業者が3000軒もあるが、生産規模の小さな企業が多い。業者は、ドイツ北西部に集まっている。ラベルにRoggen(ロッゲン、ライ麦)、Weizen(ヴァイツェン、小麦)、Getreide(ゲトライデ、混合した穀物)などと、主原料を表記したものが多い。

 

歴史

アラック(アラビア語: عرق、‘araq)の名称はアラビア語起源である。アラビア語のようなセム語派の言語には子音部分が語根となり、母音部分が入れ替わることで意味の派生が起きる特徴がある。 ‘araq の語根 ‘-r- q には「汗がにじみ出ること」「少量の水」の意味があり、もともと ‘araq 単体で蒸留や蒸留物を指していたと思われる。ここから派生した「酒に水を少々混ぜる」を意味する動詞が ‘arraqa または ra‘arraqa で、アラックの名称はここに由来する。

もともとはナツメヤシやブドウといった中近東乾燥地帯原産の糖度の高い果実を醗酵させてから蒸留した酒であるが、イスラム文化の拡大とともに中近東の蒸留技術が各地に伝播し、その土地の伝統的な様々な醸造酒を蒸留してローカル色豊かなアラックがつくられるようになった。例えばインドやマレーシアなどでは、米から作られた醸造酒や、ヤシの花穂を切断して採取した樹液を醗酵させたヤシ酒を蒸留して、アラックをつくる。ヨーロッパにも伝えられ、フランス王家のブルボン家では、サトウキビを原料としたアラックをつくっていた。アラック、あるいはアラック系統の蒸留酒の中には、ニガヨモギなどのハーブ類を醸造時、あるいは蒸留時などに加えて香りをつけるものもある。

 

 

 

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